当社が協賛する「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト(以下、ABUロボコン)2026」が、香港で開催されました。ABUロボコンは、アジア・太平洋地域の若いエンジニアたちの「ものづくり」に対する情熱と能力の育成、人材交流を促し、将来のアジア・太平洋地域の発展へ貢献することを目的としたロボットコンテストです。当社は、こうした大会の趣旨に賛同し2002年より継続して協賛することで、未来を担う若き技術者たちの挑戦を応援しています。大会への期待を胸に香港へ私たち協賛社は大会前日に開催地の香港に到着しました。高層ビルが立ち並ぶ街並みや、その先に広がる海等、都市と自然が織りなす景色が印象的でした。夜になるとビルの明かりが水面に反射してきらめき、昼間とは異なる街の表情を見せていました。こうした風景に触れ、大会への期待も一層高まりました。ピットで触れた、学生たちのものづくりへの熱い想い会場では、各チームのピットを訪問し、ロボットの特長や工夫した点等についてお話を伺いました。一つひとつの機構を熱心に説明する姿や、競技直前まで真剣な表情でロボットと向き合う姿からは、自分たちのアイディアを形にし、国や地域を代表して大会に臨む熱い想いが伝わり、私たちも大いに刺激を受けました。ロボットの連携と戦略が鍵! 多彩な工夫で課題に挑む2026年の競技課題は「カンフークエスト Kung Fu Quest」。自動ロボットを含む2台のロボットが協力して槍を組み立て、秘伝書を棚に配置して得点を競います。棚の縦、斜めのいずれか1列を揃える「カンフーマスター」を達成すると、その時点で勝利となります。相手の秘伝書を落とす駆け引きや、試合前に相手の秘伝書を配置する際の戦略性も重要で、各チームの独創的な技術や2台のロボットの連携、状況に応じた判断力が光る競技となりました。会場に響く声援! 仲間と分かち合う喜び試合中、各チームの応援団も大きな声援を送り、選手たちを鼓舞していました。カンフーマスターを達成した瞬間には、会場からひときわ大きな歓声が上がり、学生たちはガッツポーズを見せながら、仲間と喜びを分かち合っていました。声援を送る応援団(左)、「カンフーマスター」を達成し、ガッツポーズする学生(右)獅子舞からヒューマノイドロボットまで! 華やかな大会演出開会式や競技の合間には、開催地の雰囲気を感じさせる獅子舞や、中国のロボットメーカーによるヒューマノイドロボットのカンフー演出など、競技とはまた異なる形で会場を盛り上げました。ヒューマノイドロボットのカンフー演出最後まで目が離せない! 頂点を懸けた決勝ラウンド華やかな演出を楽しんだ後、会場の注目は再び競技フィールドへ。大会はいよいよ決勝ラウンドを迎えました。決勝ラウンドでは、互いの動きを意識しながら秘伝書を配置する、レベルの高い攻防が繰り広げられました。相手の配置を崩しながら、自分たちの秘伝書をどのようにそろえるのか。最後まで勝敗の行方がわからない展開に、会場全体が固唾をのんでロボットの動きを見守りました。決勝戦の様子勝敗を左右するプレーが決まるたびに大きな歓声が上がり、選手だけでなく、応援団や観客も試合の行方に引き込まれていきました。準々決勝、準決勝、決勝と試合が進むにつれ、会場の熱気も一段と高まっていきました。接戦を制し、香港代表(チーム1)の香港大学が優勝を果たしました。特別賞のマブチモーター賞は、7年ぶりの参加となったカザフスタン代表のナザルバエフ大学に贈られました。日本代表の豊橋技術科学大学はベスト4となり、敢闘賞、チームスピリット賞、特別賞を受賞しました。特別賞のマブチモーター賞を受賞したカザフスタン代表チーム「ものづくり」という共通言語でつながる、国や地域を越えた交流大会終了後には、学生パーティーが開かれました。学生たちは音楽に合わせて肩を組み、会場内を一緒に回るなど、交流を楽しんでいました。競技中の真剣な表情とはまた異なる、学生たちの生き生きとした姿が印象的でした。ABUロボコンの翌日には技術交流会が行われ、多くの学生が上位チームのロボットを囲み、その機構や技術について熱心に質問していました。競技を終えれば、ライバル同士が知見を惜しみなく共有し、「ものづくり」という共通言語を通じて、国や地域を越えて学び合う、素晴らしい光景が見られました。ABUロボコンの熱戦の様子は、NHK総合で放送予定です。ぜひご覧ください。放送内容:ABUロボコン2026放送局:NHK総合放送日時:2026年10月11日(日)11:00~11:54国や地域によってロボットの構造や戦略は異なりますが、学生たちに共通していたのは、仲間とともにアイディアを形にし、大会に懸ける情熱でした。競技や技術交流を通じて生まれた学びとつながりが、学生たちの新たな挑戦につながることを願っています。マブチモーターはこれからも、ものづくりで未来を切り拓く若きエンジニアたちを応援していきます。