当社が協賛する「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)2025全国大会」が国技館(東京・両国)で11月16日に開催され、予選の地区大会で選ばれた25チームが全国から集結しました。当社は、未来を担う若き技術者の育成と科学技術の発展に寄与する教育支援活動の一環として2002年より協賛しており、あわせて希望する参加各校へのモーター提供による支援を継続しています。高専生と交流! ものづくりへの挑戦を支える当社モーター大会前日と当日朝には、各チームからロボットの機構や特長、こだわりポイントについて直接お話を伺いました。高専ロボコン経験者の当社社員を中心に、高専生の皆さんと活発に交流し、自身の経験を活かして意見交換を行いました。自分たちのアイディアを形にするため、最後まで真剣に調整を重ねる姿に大いに刺激を受けました。今年も複数のチームにロボットの車輪駆動やボックスの把持・持ち上げ等、様々な用途でご活用いただきました。当社のモーターがロボットの動きを支え、高専生の皆さんのものづくりへの挑戦に貢献できたことを心から嬉しく思います。ブラシレスモーターの動作展示や「電馬号」の展示が大盛況!会場の当社広報ブースでは、ブラシレスモーター「IS-94BZC」「IR-94BZA」「IA/IB-D5BZA」の動作展示や、NHKの技術開発エンターテインメント番組「魔改造の夜」にて当社の技術系社員が開発したモンスター「電馬号」を展示。試合開始前には高専生をはじめ、お子様から大人までの幅広い世代の皆様が当社ブースを来訪され、展示をお楽しみいただきました。高専ロボコン経験者の当社社員が説明員を務め、多くの皆様と交流してものづくりを楽しむ当社の想いを伝えながら、ブラシレスモーターの特徴や仕組みについてご紹介することができました。高いゲートや素早い周回!白熱の試合今年の競技課題名は「Great High Gate」今年の競技は、ロボットがボックスを積み上げてゲートをつくり、そのゲートを人が乗った台車とロボットが連結して通過するというもの。3分間の競技時間内で、高いゲートをつくって高さ得点を狙うことも、繰り返しゲートを周回してゲート通過得点を積み重ねることも可能。各チームが多種多様な戦略とそれを実現するアイディアが詰まったロボットを披露しました!相手チームより高いゲートを完成させ、そのゲートを通過して逆転した瞬間や、3分間で50回以上周回して高得点を獲得した瞬間には、大きな歓声や拍手が湧き起こりました。優勝した旭川高専(左)、ロボコン大賞を受賞した熊本高専熊本キャンパス(右)優勝は圧倒的な周回数を記録した旭川高専、ロボコン大賞は決勝戦で4メートル超のゲートを完成させた熊本高専熊本キャンパスが受賞しました。特別賞のマブチモーター賞は、機体を細長く展開し、ホイールを数多くつけたロボットが「本当に通過できるのだろうか」と思うほど非常に細く高いゲートをくぐり抜けた米子高専の「蜈蚣(むかで)」に贈られました。社員とそのご家族も観戦! 高専生の熱い挑戦に感動全国大会では当社社員も会場に訪れ、白熱した試合を楽しみました。小学生の息子さんと一緒に観戦したNaoko Hさんに感想を伺いました!非常に高いレベルの戦いに、親子で夢中になりました。創造力や考える力、工夫する力、そして何よりものづくりの楽しさが、高専生の姿から強く伝わってきました。優勝チームの戦略に感服しつつも、特に心に残ったのは、敗れたチームのコメントです。「本当に負けたのでしょうか?私たちは誰よりも高いタワーを作り、速く動かすこともできました。」「ずっとロボコンばかりやってきたので、明日から何をすればいいのかわかりません。」その言葉にとても心を動かされました。息子にも感動が伝わったようで、「次の小学生ロボコンに出る!」と話していました。ご友人家族と観戦に訪れ、観戦や子ども向けロボコン体験ブースを楽しんだそうです。今年も数々の熱戦とドラマが生まれ、高専生たちの創意工夫と情熱を間近で感じる大会となりました。ここで得た経験や感情のすべてが彼らのエンジニアとしての大きな成長につながると思います。マブチモーターはこれからも高専ロボコンに挑戦する皆さんの活躍に注目し、全力で応援していきます。